公開講座・ミニ公開講座

公開講座

公開講座は、東京建築カレッジの存在を広く知らせるため、2000年(平成12年)から行っています。当初は伝統建築の伝承や木の家づくりの普及をテーマに著名人の講演会スタイルが多かったのですが、本校の教育実践や建築と建築業界の在り方についての問題提起を盛り込むなど工夫して開催する年もありました。
2017年度(平成29年)の第19回以降は「時流をとらえたテーマと内容で、建築に関心のある広範な市民の参加をかちとる」、「建築カレッジの理念、教育実践と結び、独自の存在意義をアピールする」の2つを目的に、東京建築カレッジの教育実践の意義を浮き彫りにする基調講演と複数の卒業生によるパネルディスカッションを組み合わせ、本校の存在意義、学びの魅力がより伝わるようにしました。

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ミニ公開講座

東京建築カレッジは、市民にひらかれた学校をめざしています。年1回開催の公開講座以外に、住まいと建築のあり方を、市民と建築に携わる業界人が共に学び考えあうミニ公開講座を2017年度から開催しています。テーマに興味関心のある方はどなたでも気軽にご参加いただけます。東京建築カレッジの授業実施日の放課後に開講する特別企画なので、建築業界の未来の担い手候補=カレッジ生との交流も楽しんでいただけます。

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公開講座のあゆみ

2000年(平成12年)2月
第1回「日本の木造住宅の良さについて語る」
山本厚生 講師
2000年(平成12年)8月
第2回「木造住宅の部材 プレカットの功罪」
藤澤好一 学校長
2001年(平成13年)7月
第3回「東京の木で家をつくる意義」
建築家 長谷川敬 氏
2002年(平成14年)3月
第4回「刃物を作る。伝統的技法と科学の目を結びつける」
市弘製作所 山崎正三 氏
2002年(平成14年)7月
第5回「宮大工千年の知恵、そして手と技」
「技術の人間国宝・選定保存技術保持者」 松浦昭次 氏
2003年(平成15年)7月 
第6回「和風建築の魅力~古典(桂離宮)から現代へ」
茶室研究家 中村昌生 氏
2004年(平成16年)8月
第7回「木を生かした日本建築文化の魅力」
元奈良国立文化財研究所所長 鈴木嘉吉 氏
2005年(平成17年)7月
第8回「木造建築の魅力と技能後継者の育成」
元文化庁技官 西村吉一 氏
2006年(平成18年)7月
第9回「日本の木造建築の魅力と匠たちの技『薬師寺大伽藍の再建と西岡棟梁の仕事』」
池田建設 石川博光 氏
2007年(平成19年)7月
第10回「伝統構法一筋」
職藝学院 講師 棟梁 島崎英雄 氏
2008年(平成20年)9月
第11回「いま問われる ものづくり」
大工 「現代の名工」 和田三郎 氏
2009年(平成21年)12月
第12回「だれが、どこで、どう育てるか 長期優良木造住宅の担い手」(木のまち・木のいえリレーフォーラムin東京)
芝浦工大 蟹澤宏剛 教授、藤澤好一 学校長
2010年(平成22年)7月
第13回「木造建築の今を考える 東京の西物語
フォレスト西川 大河原章吉 氏
2011年(平成23年)7月
第14回「気仙大工 建築技法の伝承」
気仙大工研究家 平山憲治 氏、エコビレッジ 和田正光 氏
2012年(平成24年)7月
第15回「震災後の建設産業と技術者・技能者の育成」
全木協 青木宏之 氏、慶應義塾大 米田雅子 氏
2014年(平成26年)1月
第16回「俺は、木で喰っていく。」
沖倉製材所 沖倉喜彦 氏
2014年(平成26年)11月
第17回「日本と欧州 住まい方を考える」
金田正夫 講師、長野智雄 講師
2015年(平成27年)11月
第18回「家族をひらく住まいづくり~自分らしさを生きる」
山本厚生 講師
2017年(平成29年)7月
第19回「『住まいの文化』その継承と未来」
神奈川大 内田青蔵 氏+一欅庵 辻寛 氏、卒業生2人〔大工、設計〕
2018年(平成30年)10月
第20回「古民家を活かす、ひらく、つなげる。」
関谷真一 講師、鈴木 陽子 講師+卒業生2人〔大工、設計〕
2019年(令和元年)11月
第21回「木造建築の未来をひらく」
工学院大 後藤治 氏+卒業生4人〔大工2人、設計、家具・デザイン〕
2021年(令和3年)11月
第22回「なぜ手道具、手刻みから学ぶのか~東京建築カレッジの教育実践」
建築エコノミスト 森山高至 氏×橋本英夫 教務運営委員+卒業生4人〔店舗内装、不動産、設計、大工〕