東京建築カレッジとは

東京建築カレッジは、「職業能力開発促進法」に基づく、厚生労働省所管、東京都認定の短期大学校です。「高度職業訓練専門課程 居住システム系建築科」を設置しています。建築技術の向上と後継者育成を目的に、日本最大の建設労働組合(単組ベース)、東京土建一般労働組合が、1996年(平成8年)4月、ドイツのマイスター制度をモデルに設立しました。森林大国の日本では木造建築が高度に発展してきました。世界の建築にはさまざまな方法がありますが、日本における建築の基本は木造建築にあり、大工技術がそれを担ってきました。東京建築カレッジは、伝統的な大工技術を通して建築の基礎を学ぶことには特別な意味があると考えています。手道具・手刻みへのこだわり、伝統構法を取り入れた実習棟実習、正確で美しいものづくりを可能にする規矩(きく)術・・・。建築の原点を実感しながら授業は進んでいきます。大工はもちろん、大工以外の専門職に携わる人にとっても貴重な2年間となるでしょう。人と自然にやさしい木造建築の役割が期待されている今、次の時代の建築のあり方を展望できる学びがここにはあります。